18回目の夏、閉幕-2018年 今年もありがとうございました

カテゴリー: 鉄路展レポート, 2018年の情報 | 記事掲載日: 2018/09/18(火)

2018年の「鉄路展」は、9月17日(月・祝)17時、15日間の展示を終了いたしました。
台風、そして地震を乗り越えてこの日を迎えることができました。最終日の会場の様子とともに、閉幕のごあいさつを申し上げます。

3連休最後の日、夏が戻ってきたかのような晴天になりました。
一週間会期を後ろ倒しとして開催した今年の本展。会期中はすっかり秋のような涼しさ、そして夜には肌寒さになった日もありましたが、この日の気温に、まだ季節の間であり、「鉄路展」は夏と秋の間の写真展なんだなと改めて感じました。

午後からは続々と出展者が集まってきました。
お客様と作品や展示についてお話する光景も「鉄路展」ならでは。

17時。今年もこの時間を迎えました。

夏と行き来しながら秋へと向かいつつある小樽の街の風に吹かれながら、今年で18回目を迎えた『2018 小樽・鉄路・写真展』は、9月17日(月)17時をもちまして、無事15日間の全日程と展示を終了することができました。
今年も約1時間半で作品が全て搬出され、すっかり日が短くなった群青色の空の下に鉄路と遊歩道。場所を隣の倉庫の壁に移した”テーマ「小樽」”の壁も元に戻って、静けさが会場を包みました。

ここに改めて、この度の台風、そして地震で被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。そしてお亡くなりになられた方々に、哀悼の意を表します。
「鉄路展」史上最大級の試練となりましたが、蓄積されてきた雨・風対策やしっかりしたバネルなどの設置方法もあり、幸いにして大きな被害なく乗り切って、中断などなく全会期を完走することができました。
ひとえに、「鉄路展」にご来場いただき、また応援して下さいましたすべての皆さまのおかげです。ありがとうございました。

先週に比べれば、小樽の街に観光客の姿は着実に戻ってきているように見えますが、それでも特に海外からのお客様はまだまだ少なく感じます。
連休明けからは本格的な観光復興への動きも始まるようです。観光に活路のひとつを見い出している小樽の街。インフラも大丈夫ですし、食べ物の流通も回復してきました。
全道、全国、世界の皆さんに、ぜひ小樽を訪ねていただき、思いのままにじっくりと歩いて、尽きせぬ魅力を味わっていただけたらと思います。

今年は20名の出展者でがんばりました。昨年に比べ大きく減りましたが、展示方法や、何より作品の力をもって、一つの空間を作ることができました。今年も新しい展示方法が登場し、毎年のことながら出展者のアイデアにお互いよい刺激を受けています。恒例のワークショップ(写真を見る会)では出展者同士の感想が交わされ、またできるだけ会場に足を運ぶことで作品への反応を直に感じ、他の出展者の作品を見ることで、さらなる自己表現への意気込みを高める場ともなっています。
また先に述べたように”テーマ「小樽」”が装いを新たにし、さらに大きな壁で展示され、会場の雰囲気を作り出しました。
私たちは改めて「鉄路展」の意義と楽しさを年間を通して伝え、ともに作る仲間を増やしたいと思います。私たちも声をかけていきますが、ご興味・ご関心のある方に、ぜひ加わっていただけたらうれしいです。
皆さまの印象に残った作品・出展者はありましたか? 今年もたくさんのご感想やメッセージ、アンケートへのご回答をいただきました。今後の作品づくりや写真展の活動に、大切に生かさせていただきます。
また、会場近隣の皆さま、土地管理者の小樽市役所さま、照明設営の石崎電気商会さまはじめ、皆さまのご理解とご協力にも、改めてお礼申し上げます。

2000年の節目とともに始まり、今年で18回目。「今年もこの季節ですね」と、多くの皆さまに言っていただける写真展になりました。一年間自分が見てきた光景を写真で形にし、作品としてお見せする。そこにとことん真剣になって、天井と時間の制約のない空間で自由に楽しむ。「鉄路展」は、それができる場所です。
歩くたびに、まだ見たことのない風景と出会う街、小樽。時を重ねてそこにあり続けるものと行き交い、語り合うことができる街です。そこに暮らす人とやってくる人がつないできた歴史が、またひとつこの街に積み重ねられていきます。記憶と記録、提示のメディアである写真が主役の本展もその長い歴史のひとつとして存在していると信じ、これからも続けてまいります。
この場所、そして写真だからこそできることに挑み続けながら、新たな仲間も迎えて『2019 小樽・鉄路・写真展』に再び帰ってきます。
来年も、夏の終わりにお会いしましょう。今年も本当にありがとうございました。

●『2019 小樽・鉄路・写真展』は、2019年9月2日(月)より9月16日(月・祝)まで開催の予定です。詳細は決まり次第お知らせいたします。

(ウリュウ ユウキ)

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