2019年 会期折り返し

2019年、19回目の「小樽・鉄路・写真展」は、好天に恵まれて会期折り返しを迎えました。
会期前半週末の会場の様子をお届けします。

9月7日(土)は北海道らしからぬ蒸し暑さ。いつもならこの時期には涼しさや夜には肌寒さも感じられるようになりますが、この日は風も凪いでいて、夜まで真夏が戻ってきたかのような一日でした。
この週末はすっかり恒例のイベントとなった「小樽アニメパーティー」が街なかで開催されていたこともあり、この街のフォトスポットでもある旧手宮線にも参加者の方々が数多く訪れ、そして本展の作品もご覧下さっていました。

「鉄路展」では出展者もできるだけ会場に入り、作品を鑑賞するとともにご来場の皆さまともコミュニケーションを取る事を大切にしています。壁も天井もない「鉄路展」は、写真そのものの力とともに、見せ方、構成の力もより試される場所。互いの作品について素直に感じたことを語りあうことは、これからの写真表現のヒントになります。

8日(日)は湿度は下がったものの前日を上回る30°C超えの一日。街は昨日に増して賑わいます。地震で街なかから観光客の姿が激減した昨年のちょうど今頃のことを思うと感慨深いものがあります。

午後からは会場内も日陰が増え、そこに風が吹くと心地よさが感じられます。一つひとつの”ここではない場所の光景”が小樽の風を受けて広がり、この場所の光景になる姿を見ることができます。
様々な地からこの小樽を訪れ、表通りを一本横に入ったこの場所で何かのきっかけに、そして通りがかりにこの写真展を見て下さる人々がいて、今年の「鉄路展」の光景が出来上がります。

会期は後半に入りました。今週も天気予報は概ね好天のようです。
引き続き皆さまのご来場を、24時間お待ちしております!

(ウリュウ ユウキ)

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