13日目…いよいよラスト2日!


今年の『鉄路展』も、日付が変わって残すところあと2日となりました。
2週目の週末を迎えた会場の様子と、恒例のワークショップからのレポートです。

先週の台風を除けば、ほぼずっと好天に恵まれてきた今年の『鉄路展』。しかしながら、地震に伴う観光客の減少は、ここ小樽の街にいてもひしひしと感じます。
それでも、この時期だからこそ足をお運び頂ける方も多くいらっしゃり、深く感謝を申し上げます。そして地元の皆さまも、通りがかりに足を止めてご覧下さっています。
この場所に足を運んで下さってこそ、より深く楽しんでいただける写真展。『鉄路展』はいつでも、そうありたいと思っています。

夕方からは毎年恒例、出展者同士によるワークショップ(写真を見る会)が行われました。
一人ひとりの作品の前で、自由に思ったこと、感想を交わしていきます。ベテランから初出展者まで、壁も屋根もないこの空間で、自ら全てを作り込んで写真で表現することの意義を確かめながら、これからの自分の写真作りへのヒントを得ていきました。
来年はどんな作品を持ってここに戻ってこようか、今から考え始めるきっかけにもなっています。

ワークショップの後はもう一つの恒例、(少し早い)打ち上げです。
二週間近く…いや、一年をかけて作品を作り上げ、そしてこの展示を作り上げてきたからこそ、お酒が、お肉がうまいのです。

9月も中旬になり、夜風はだいぶ冷え込んできました。季節の境目を感じながら、打ち上げもお開き。
照明に照らされた写真のある光景も、あと二晩です。

この3連休、好天も受けて、ようやく各地でイベントなどが開催されるようになってきました。
まだまだ物流などは正常化の途上であり、そして特に被害の大きい地域では苦しい状況が続いています。北海道の現状に思いを馳せつつ、今できることを私たちがそれぞれの場所でやっていくのが、北海道、小樽は元気だと発信することにつながると信じます。
初秋の一日、カメラを手に出かけてみませんか。その行き先の一つに、『鉄路展』も加えていただければ幸いです。

(ウリュウ ユウキ)

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