16回目の夏、閉幕-2016年 今年もありがとうございました

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16回目の『鉄路展』、今年も無事全日程を終えることができました。お礼とともに、会期最後のレポートです。

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今年の8月最後の週末はまだうだるような暑さが残っていましたが、気がつけば朝晩には肌寒さを感じるような日々がやってきてもいます。小樽の街中を南北に伸びる一本の鉄路に流れる風に季節の狭間を感じ取りながらの2週間、第16回『2016 小樽・鉄路・写真展』は、9月11日(日)17時をもちまして、無事全日程と展示を終了することができました。1時間半ほどで作品が搬出されていき、夏草と秋の虫の音が広がり漂うもとの鉄路と遊歩道に戻りました。

今年は開幕からすぐに台風10号の対策を行い一部の作品を一時撤収(翌日復旧・修復)しました。数年に一度会期中に台風がやってきますが、近年では最も大きな台風の余波を受けました。幸いにして会場及び近隣への大きな影響なく展示を続行することができましたが、北海道内では未だ甚大な被害の只中にある場所も多く、少しでも早い復旧を、本道の鉄道発祥の地を会場とする写真展としても願っております。
その後も会期を通して曇りや雨の日も多かったものの、連日たくさんの皆さまに足をお運びいただくことができました。

今年は20名の出展者と作品が集いました。昨年より10名の減少を充分カバーする、作品点数・内容ともに質実充実した展示で、唯一無二の野外写真展らしい空間作りができたものと思います。恒例の出展者同士によるワークショップ(写真を見る会)での活発なレビューや、出展者の名札を付けてできるだけ会場に滞在し、本展のポストカードをお客さまにお配りしながらコミュニケーションする光景も、作品を通した表現、発信をより大切にしていく姿勢をかたちにする一環となっています。
皆さまの印象に残った作品・出展者はありましたか? 今年もたくさんのご感想やメッセージ、中でも例年以上にアンケートへのご回答をいただきました。今後の作品づくりや写真展の活動に、大切に生かさせていただきます。
また、会場近隣の皆さま、土地管理者の小樽市役所さま、照明設営の石崎電気商会さま、取材・掲載をして下さった各社さま…皆さまのご理解とご協力にも、改めてお礼申し上げます。

本展の会場は4年前に遊歩道として整備され、まもなく小樽市総合博物館(旧手宮駅)までの旧手宮線ほぼ全線が一本の道としてつながります。世界から旅人を迎える北の港町・小樽は、ゆっくりゆっくりと時代の波を受けて変わり続けてきましたし、これからも変わっていくことでしょう。
しかし、その中で変わらないものがあるとすれば、歴史に裏打ちされた本物の光景が街のそこここにあるということです。だからこそこの街はどれだけ歩いても撮り切ることができない、尽きせぬ魅力に満ちています。
毎年作品や出展者は変わり続けながらも、この場所でしかできない、この場所だからこそできる自らの表現に正直に真剣に向き合って、そしてなにより、自由に楽しむ…この変わらぬ理念への共感をもっと広げていきます。年に一度夏の終わりにこの場所で出会う喜びを胸にここから一年撮り続けて、『2017 小樽・鉄路・写真展』に再び集いたいと思います。
また来年の夏の終わりにお会いしましょう。今年も本当にありがとうございました。

●『2017 小樽・鉄路・写真展』は、2017年8月28日(月)より9月10日(日)まで開催の予定です。詳細は決まり次第お知らせいたします。

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(ウリュウ ユウキ)

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